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グローバル小売ランキング 2011

母国を離れて

全世界の小売業トップ250社の2011年度版グローバル売上高ランキングです。全世界の食品・日用品、アパレル、家電・家具、その他各種専門店の小売企業を対象に、各社の小売事業2009年度売上高実績でUSドルベースで集計しています。新興国への欧米系・日系の小売企業の進出はランキングにどう影響しているのでしょうか?

2011年版 小売業売上高トップ250社ランキング(抜粋)
  2009年小売売上高
US百万ドル
2004-2009年
小売売上高CAGR
1 Wal-Mart Stores, Inc. (アメリカ) 405,046 7.3%
2 Carrefour S.A. (フランス) 119,887 3.4%
3 Metro AG  (ドイツ) 90,850 3.0%
4 Tesco plc (イギリス) 90,435 10.9%
5 Shwarz Unternehmens Treuhand KG (ドイツ) 77,221 9.8%
6 The Kroger Co. (アメリカ) 76,733 6.3%
7 Costco Wholesale Corp. (アメリカ) 69,889 8.2%
8 Aldi Einkauf GmbH & Co. oHG (ドイツ) 67,709 6.3%
9 The Home Depot, Inc. (アメリカ) 66,176 -2.0%
10 Target Corp. (アメリカ) 63,435 6.8%
その他トップ100位以内にランクインした日本企業8社(括弧内は昨年順位)
16. セブン&アイ・ホールディングス(14)、 18.イオン(17)、 37.ヤマダ電機(43)、 62.三越伊勢丹ホールディングス(63)、77, ユニー(77)、83. ダイエー(87)、89. J. フロント リテイリング(95)、98. 高島屋(98)
(その他、日本企業23社が250位以内にランクイン)

 2011年版の上位10社の内訳と順位は、ホームデポが7位から9位に順位を下げた以外は2010年版と同じだった。 
 2011年版は2009年度の実績に基づいているが、2009年度も小売企業は景気後退の影響を受けており、250社合計売上高の伸びは1.3%に留まった。一方で収益率は大きく改善しており、250社合計での純利益率は2008年度の2.4%から3.1%に延びた。
 250社合計売上高は昨年の3.82兆ドルから3.76兆ドルに縮小した。これは250社の内訳の変化によるものだが、為替が大きく影響している。ユーロ安を背景に250社に占める欧州企業の数が減り、円高から日本企業の数が増加した。しかし地域別の平均で見ると、イギリス、アジア太平洋地域、アフリカ・中東地域の小売企業の成長が著しく、フランス、アメリカ、日本企業は振るわず、ランキングを見る際には注意が必要である。
 また2005年にデロイトがランキング集計を開始してから、今年初めて250社の小売売上高に占める海外事業の売上高が22.9%から22.2%へとわずかではあるが縮小した。小売業の国際展開の難しさを示す一端ともいえる。
 本社所在地域別に国際展開の進展度を比較すると、欧州小売企業は最も国際展開を進めている。トップ250社にランクインした欧州92社の80%以上が国際展開している。欧州小売の売上高合計の1/3は国外事業からであり、ドイツ(19社)/フランス企業(13社)に限っては、この比率が40%を超えている。逆に日本小売企業の売上高に占める国外事業の割合は6.9%と低い。トップ250社にランクインした32社中、2/3以上が日本国内に留まっている。
 なおトップ250社の2009年度の新興国市場への新規参入件数は57件あり、そのうち14件が中欧、ついで13件が中東への参入だった。