IFRS2010.1.15 |
質 問
IFRS(国際財務報告基準)について教えてください。
回 答
1.IFRSとは
IFRSは、「International Financial Reporting Standards」の略称であり、一般に国際財務報告基準と称されます。
日本企業が、日本の会計基準(開示に関する基準を含む)を用いて有価証券報告書や計算書類等に掲載される財務諸表を作成しているように、世界各国には、それぞれ独自の会計基準が存在します。しかし、経済のボーダレス化に伴い、会計基準においても、統一された国際基準が必要とされるようになりました。現在、IFRSは世界100カ国以上で利用が認められています。
2.IFRS設定主体とIFRSs
IFRSの設定主体は、IASB(国際会計基準審議会)であり、その源流は1973年6月に先進9カ国の会計士団体により国際会計基準の作成を目的に設立されたIASC(国際会計基準委員会)です。IASCもIAS(国際会計基準書)を発行しており、それは改訂又は削除されない限り、今後も適用されます。そこで、IFRSとIASは基準書として、基準全体はIFRSsとして区別して用いられることがあります。
IASB: International Accounting Standards Board
IASC:International Accounting Standards Committee
IAS:International Accounting Standards
3.IFRS導入の制度化
従来、主要先進国では米国と日本の2国がIFRSの採用に慎重でしたが、米国では2008年11月にSECが米国企業に対するIFRS導入に向けてのロードマップ案を公表しました。日本においても、金融庁が2009年6月に「我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書(中間報告)」を公表し、我が国における今後のIFRSの適用に向けてのロードマップが示されました。それを受け、IFRSの導入に向けて各方面での動きも具体化してきています。2009年7月には、企業会計基準委員会(ASBJ)を中心に関係諸団体が連携しIFRS対応会議が発足し、我が国におけるIFRS対応が大きく進みつつあります。また、日本経済団体連合会を中心としたIFRS導入準備タスクフォースもスタートしています。
ASBJ: Accounting Standards Board of Japan
以上

