「内部統制制度への対応」、「四半期決算の対応」などに代表されるように、昨今の日本企業のCFO組織(経営管理・経理・財務部門)は、自社の有形無形の資産を守り維持するための統制環境の整備や、正確かつ効率的な会計処理を実行するための取引処理といった業務に終始しています。
しかし近年においては、経営課題が複雑かつ高度化しており、企業のパフォーマンスにCFOが好影響を与えていくためには、事業および企業戦略の立案への参画や、目標の達成に向けた実行の参謀として、CEO/COOをサポートする必要も出てきています。
Deloitteはさまざまなプロジェクト活動を通じて取得したノウハウをもとに、CFOを中心としたCFO組織が本来担うべき機能に関して、全世界のベストプラクティスを集約した方法論、「GFT Methodology(Global Finance Transformation Methodology)」を確立しています。
「GFT Methodology」において中核となるコンセプトは、CFO組織が担うべき役割を定義した『4つの役割(4 Faces of CFO)』です。
CFO/CFO組織の4つの役割

さらに、「GFT Methodology」では、CFOを中心としたCFO組織が担うべき『4つの役割(4 Faces of CFO)』を果たすために必要となる、『6つのバリュードライバー(6 Value Drivers):キーとなる業務領域』と『4つのイネーブラー(4 Enablers):キーとなる機能的要素』についても定義しています。
CFO/CFO組織の6つのバリュードライバーと4つのイネーブラー
<6つのバリュードライバー>
<4つのイネーブラー>
これらの詳細な解説は、会計情報(トーマツ リサーチ センター発行)に連載されています。
2008年2月号~6月号 進化するCFO~経営を支えるCFO組織のあり方(PDFファイル)
第1回 CFOに期待される4つの役割
第2回 CFOに期待される4つの役割の考察(上)オペレーターとスチュワード
第3回 CFOに期待される4つの役割の考察(中)ストラテジスト
第4回 CFOに期待される4つの役割の考察(下)カタリスト
第5回 最終回 組織としてのCFOとタレントマネジメント
CFOサービスとして、デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)はDeloitteの4facesのコンセプトを基に、下記に代表されるサービスを提供しています。
個別のコンサルティングサービス提供の局面では、当該個別メニューだけではなく、DTCの他サービスやインダストリーグループ、さらにはトーマツグループの各種サービス(監査、税務、ファイナンシャル アドバイザリー サービス、エンタープライズ リスク サービスなど)とも連携し、多角的で複合的なサービスを提供します。
| 4つの役割 | 6つの機能 | サービスライン | 主要サービス |
|---|---|---|---|
| オペレーター | 経理処理業務 | ファイナンス オペレーション |
経理財務組織変革・ビジョニング |
| 経理シェアードサービスセンター | |||
| グローバルキャッシュマネジメント | |||
| スチュワード | 決算 連結 財務報告 |
財務会計 | 決算早期化 |
| 工事進行基準対応 | |||
| マルチGAAP決算 | |||
| IFRS導入 | |||
| 原価計算 | |||
| 新会計基準対応 | |||
| 統制 ガバナンス |
エンタープライズ ガバナンス |
J-SOX対応 | |
| リスクマネジメント体制構築 | |||
| ストラテジスト | 戦略検証 | コーポレート ファイナンス |
企業価値評価・企業価値向上戦略 |
| 財務戦略・資本政策 | |||
| リスク キャピタル |
事業・財務リスクマネジメント | ||
| 投資ポートフォリオマネジメント | |||
| カタリスト | パフォーマンス マネジメント |
統合的経営管理(IPM) | 統合的経営管理 (IPM:Integrated Performance Management) |
| 業績管理・業績評価指標設定 | |||
| 予算管理 | |||
| グループ経営管理 | |||
| 原価管理・ABC/ABM |