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『スコープ3』格付サービス

 

【サービスのポイント】

  • 企業のサプライチェーンにおけるCO2排出・削減への取り組みを格付
  • 気候変動情報開示の鍵となるサプライチェーンでのCO2対策のベンチマークとして活用

【概要】

  1. 気候変動情報開示に関する世界的な流れ
  2. 「『スコープ3』格付サービス」の概要
  3. 『スコープ3』格付サービスの基本コンセプト
  4. 企業の取り組みのステップ・アップの例(図2参照)
  5. 使用クライテリア

トーマツ審査評価機構では環境報告書発行企業を対象に「環境格付」を2002年から実施して来ました。この「環境格付」では企業の環境対策への方向性を提示することで、最新のベンチマークにより企業の効果的・効率的な環境問題への取り組みにも貢献しています。
新たに開発された「『スコープ3』(*)格付サービス」では、これまでの「環境格付け」への取組みの歴史と実績を活かし、従来の「環境格付け」クライテリアをサプライチェーン/スコープ3にフォーカスして改編し、レーティングしています。(*GHG Protocol - A Corporate Accounting and Reporting Standard(2004)における「Scope3」の定義に基づく)

1.気候変動情報開示に関する世界的な流れ

気候変動対策においては自社あるいはグループ企業のバウンダリーに限らず、より幅広く事業活動のサプライチェーンを網羅した報告を求める潮流が国際的に広がって来ています。世界でも最も影響力の大きいと言われる「GHGプロトコル」の新イニシアティブ「Scope3」、「Product」両スタンダードが、いよいよ2011年に発行されことになりました。
サプライチェーンを巡る動向はカーボンに留まらず、水、天然資源、生物多様性など企業の事業活動の様々な局面に関わってくる可能性が大きくなってきており、企業経営にも重大なインパクトを与えると考えられています。
CDP(Carbon Disclosure Project)やCDSB(Climate Disclosure Standards Board)、またSEC(米国 Securities and Exchange Commission)等の最近の動向を見ても、こういったサプライチェーンでの“気候変動情報開示”に対するステークホルダーからの要望は益々強くなっており、日本企業としても、情報開示への積極的な取り組みとより高い信頼性獲得への備えが必要とされています。
当社が提供する「『スコープ3』格付サービス」は、こういった国際的動向に積極的に対応する企業を支援するサービスです。

2.「『スコープ3』格付サービス」の概要

この「『スコープ3』格付サービス」は、企業が開示する(もしくは開示予定の)「CSR報告書」、「サスティナビリティレポート」などの報告書やWeb等での公開情報に基づき、企業の「サプライチェーン/スコープ3」への取り組みを多面的に確認し、第三者として格付するサービスです。
『スコープ3』格付にあたっては、当社が公開する次の3つのクライテリアを適用します。

  • 「企業活動の『スコープ3』格付規準」(Ver.1)
  • 「企業活動の『スコープ3』スコアカード」(Ver.1)
  • 「企業活動の『スコープ3』スコアカード規準」(Ver.1) 

このように公開されたクライテリアを使用しレーティングすることで、「格付」プロセスや結果そのものの透明性を確保しました。また、当『スコープ3』格付サービスは、スコープ3で避けられない「不確実性」の問題に関しても、その低減に向けた企業の取り組みを、マネジメントシステムとの組み合わせの中で客観的に確認します。これにより、企業活動のさらなる透明性や信頼性向上へのステップ・アップが可能になると考えられます。

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3.『スコープ3』格付サービスの基本コンセプト

1)格付の対象となる報告書等

【前提】 「環境報告書」、「CSR報告書」、「サスティナビリティレポート」等企業が発行・開示(含む予定)する報告書におけるサプライチェーン/スコープ3関連の記述。(※Webサイト等で開示(予定)の関連情報や報告も対象に含む)
【補足】 企業との合意に基づき、発行(開示)済みもしくは今後発行(開示)予定の、次の例のような報告事項等を補完的に使用:


(例)

  • CDP報告における「スコープ3」報告及びサプライチェーン関連部分
  • 省エネ法・温対法など公的報告制度におけるサプライチェーン関連部分
  • GHGプロトコル「スコープ3・スタンダード」 報告書など自主的な情報開示
  • その他企業の指定する自主的な開示情報や報告書

2)業務プロセスの概要 (図1参照)

本サービスは次の4つのステップにて実施し、業務のアウトプットとして企業から自主的に開示可能な「『スコープ3』第三者格付報告書」を発行いたします。

  • ご契約/キックオフ
  • 調査/現地ヒアリング
  • 格付実施/取りまとめ
  • 「『スコープ3』第三者格付報告書」発行

【図1】 業務プロセスの概要

1.ご契約/キックオフ
  • ご契約
  • キックオフ
  • 対象範囲の確定
  • スケジュール調整
  • 業務実施計画書策定


2.調査/現地ヒアリング
  • 必要書類・情報の受領
      (デスク・レビュー)
  • 本社/サイト訪問
      (ヒアリング・現地調査)


3.格付実施/取りまとめ
  • 格付業務実施
  • トーマツ内テクニカル・レビュー
  • 「報告書」取りまとめ


4.報告書発行
  • 報告書発行
     1) 「『スコープ3』第三者格付報告書」(開示可)
     2) 「『スコープ3』調査報告書」(開示不可)
  • 報告会の実施



※二種類の「報告書」を発行

【開示可】

「スコープ3」調査報告書

【開示不可】

「スコープ3」第三者格付報告書

© 2010 Deloitte Touche Tohmatsu LLC

なお、本格付け業務の実施においては、NDA(守秘義務契約)により企業の非公開の内部資料や関係者へのヒアリングを実施させていただき、サプライチェーンやスコープ3への取組みを多面的に確認いたします。その際得られた企業の非公開・非開示情報の部分につきましては、格付報告書には含めず別途「『スコープ3』調査報告書」として取りまとめてご提出することで、今後のチャレンジやステップ・アップに役立てていただくことになります。

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4.企業の取り組みのステップ・アップの例(図2参照)

本「『スコープ3』格付サービス」の応用や今後のステップ・アップとして、次のようなものが考えられます。

【図2】 取り組みのステップ・アップの例

【ステップ1】『スコープ3』格付サービス 『スコープ3』格付サービス
※自主的開示も可能

本サービスによる『スコープ3』格付を実施:
サプライチェーンGHG報告やCDP報告等への対応を図るとともに、サプライチェーンからの情報収集管理体制や機能を調査

【実施内容】

  • 企業のサプライチェーンへの取り組みを多面的に格付
  • データ収集管理体制の機能やカテゴリー毎の不確実性の調査
  • 環境マネジメントシステムのサプライチェーンへの対応力
【ステップ2】
「特定カテゴリーの検証/審査」
「特定カテゴリーの検証/審査

得意分野を伸ばし、透明性・信頼性を向上:
「『スコープ3』格付サービス」+GHG部分検証(限定的保証/スコープ3・カテゴリーで直接取引関係にあるサプライヤー等)

【実施内容】

  • ステップ1による格付・調査を引き続き実施
  • 不確実性の低いカテゴリーへは独立して第三者検証/審査の実施
  • 「限定的保証レベル」での第三者GHG検証/審査を想定
【ステップ3】『スコープ3』全体の検証  『スコープ3』全体の検証 

スコープ3の更なる公開性、透明性、信頼性の向上に向けて:
「スコープ3・スタンダード」に基づく算定(企業)と「スコープ3/第三者検証」の実施(トーマツ審査評価機構)。『CSR報告書』、『環境報告書』と統合・一体化した第三者審査/検証

【実施内容】

  • ステップ1、2を通じて不確実性の低減策の評価を実施
  • サプライチェーンを通じた第三者GHG検証を実施
  • カテゴリーにより「保証レベル」の分類(限定的/合理的)

© 2010 Deloitte Touche Tohmatsu LLC

5.使用クライテリア

1)「『スコープ3』第三者格付報告書」のイメージ

「企業活動の『スコープ3』第三者格付報告書」(開示サンプル)

2)格付けのための規準:

ダウンロード「企業活動の『スコープ3』格付規準」(Ver.1)(PDF・49.7KB)
ダウンロード「企業活動の『スコープ3』スコアカード」(Ver.1)(PDF・7.46KB)
ダウンロード「企業活動の『スコープ3』スコアカード規準」(Ver.1)(PDF・52.4KB)

当社サイトの各テーマも併せてご参照ください。

【関連テーマ】
リンク環境格付け
リンクGHGプロトコル

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