~リスクインテリジェントな企業になるために~
近年、大企業において、センセーショナルなリスク顕在化の事例が数多く発生しています。
激しく変化を続ける経営環境に対処するためには一時点のリスクについて外部専門家から助言を受けるだけでは、十分ではありません。社内において、各人それぞれがリスクマネジメントに関する明確な役割を持ち、継続的にリスクを識別し対応できる体制を構築することが必要です。
「リスクインテリジェンス」とは、Deloitteが提唱する全社的リスクマネジメント(ERM)の方法論です。企業がその目的を達成し、新たな企業価値を創造するために、賢くリスクテイクし、そのリスクを効果的に管理していこうという考え方です。
現在の厳しいビジネス環境においては、リスクのない機会(チャンス)を探すことが難しくなっています。単に損失を防ぐ(既存価値の保護)のみならず、収益機会の減少もリスクマネジメントの管理範囲に含め、やみくもにリスクを怖がるのではなく、賢くリスクを管理し、企業の目標を確実に達成するリスクインテリジェントな企業を目指します。
トーマツは、企業自らが、ERM方法論を適切に運用し、効果的に全社的リスクマネジメントを実践する企業をリスクインテリジェントな企業と呼びます。
企業は、「賢くリスクテイクする」ことによりビジネスを成功に導くことができますが、リスクを効果的に管理することができなければ、企業経営は揺らいでしまいます。
リスクインテリジェントな企業は、成果を得るためのリスクテイクと、既存資産の保護というリスクマネジメントの2つの側面を認識し、両方に十分な資源を割り当てます。
トーマツは、リスクインテリジェンスフレームワークに沿ったERMの構築、運用を支援します。

デロイトのリスクインテリジェンスマップは企業が抱える一般的なリスクを階層構造で示したマップで、リスクインテリジェントな企業になるための有用なガイドです。すべての組織で利用できるもので、リスクを幅広い視点で考え、リスクに関する能力を高める助けとなります。
・リスク識別、優先順位および測定を含むリスクマネジメントトピックに関する議論を促進します。
・部門間のリスクマネジメントの連携を促進します。
・リスクマネジメントの取組みの重複を識別します。
・コンプライアンスとリスクマネジメントの効率的な努力を支援します。
・統合的な対応を必要とするリスク事象を識別します。
トーマツのリスクインテリジェンスマップは、監督官庁の規制や地理的状況およびその他ビジネスに影響を与える企業個別のリスクに基づいてカスタマイズすることも可能です。

(図をクリックすると拡大します。別ウィンドウが開いた後、図をクリックすると原寸大で表示されます。)
トーマツのERMサービスでは、インテリジェントなリスク管理体制の構築を支援します。
・リスクの識別と評価の支援
・個別リスク対応支援
・CSA(コントロールセルフアセスメント)導入支援
・リスクマネジメント成熟度診断
・定量的事業リスクマネジメント
・市場リスクマネジメント
・海外子会社のリスクマネジメント
・内部統制報告制度への対応後のリスクマネジメント